「思考」について学ぶ

あなたの奥底に眠る力や本当の自分と出会いましょう。ここであなたが学ぶのは「新たな何か」ではなく「自分自身」です。

「自分と出会う」

私たちは自分自身を通じて世界を見ています。それはある意味で自分の考え方を通して世界を見ていることとも言えます。そして、私たちが何を考えるかによって、一つの物事を見る際に視点が変わります。

よく言われる例を挙げてみましょう。

ガラスのコップを想像してみてください。中には半分まで水が入っています。
この場合、半分まで水が入っていることが事実ですが、私たちは見方によって「コップに半分しか水が入っていない」「コップに半分も水が入っている」と自分の考えをつけくわえることもできます。

半分の水の例は良くポジティブシンキングやネガティブシンキングの話で出てきますが、ここで取り扱うことはそういった意味ではありません。

私たちは様々な考えを持ち、その思考によって世界をとらえているということです。

多くの出来事から私たちは自分が「どう考えているか?」を学ぶことができます。それは自分自身と出会う旅ともいえます。

普段、もはや無意識的ともいえるような選択にも私たちは何かを考えて選び取っているものがあるのです。

しかし、普段はその選択を半自動的に行っているため、自分自身に気づくことがなかなかできません。その結果、自分にとって有害な思考のループに陥ったり、思考によって体本来の働きを邪魔したり、辛い思いから抜け出しにくくなったりします。

その状態に気づき対処するための力を身に着ける方法が「思考について学ぶワーク=シンキングボディ」です。

シンキングボディ

シンキングボディは当院で扱う「体の使い方」の「考え方」の面に当たるものです。

シンキングボディでは、「あらゆる変化や成長に共通する仕組み」に着目することで、どのような過程を経ると物事が変化するのかが深く理解できるようになります。

その結果、「自分が思い悩まされている事柄」について、今までがんじがらめだった思考から抜け出せるための力や誤解を発見しやすくする力を身に着けていくことができ、対処していけるようになります。

そして、自分にとって有害な思考は、体本来の働きをも阻害しますが、対処する力を身に着けることで、体の働きも改善されるのです。

私自身の体験した話を紹介します。

私の体験談

高校生ぐらいから私は冷え性でした。手足の指先がすぐに冷たくなり、冬は冷えた手に痛みがでることもあり、冷えを良く感じていました。

冷え性の方なら経験があるかもしれませんが、何度手足を温めてもすぐに冷たくなり、冬場はバケツにお湯を入れて温めたりすることもあったぐらいです。

鍼灸師を志したときもまだ冷え性に悩まされていました。そこで鍼灸の学生のとき「まず自分の冷え性を治す」ことを始めました。
もともと自分自身体の動かし方や仕組みに興味を持っていたことから、その時の知識や鍼灸の学校で学んでいたことを総動員して冷え性対策を始めたのです。

冷え性対策を始め最初に行ったことが、「どんな時に冷えるか?」ということを見つけることでした。「お風呂に入っているときは温まっていた手がどうしてすぐに冷えるのか?」がわからなかったからです。

そして冷えたときには逆にチャンスと思って、今知っていることを総動員して対策をとり、「変化があるか?」実験してみました。何度も何度も失敗し、がっかりすることばかりでしたが、それでも続けた結果、なんと手があたたかくなる場面があったのです。初めて温かくなったときは簡単な方法をリラックスしやすい自分の部屋で行ったときでした。

「やった!」

見つけたうまく温まる方法の練習を続けました。どんどん練習を重ねるに従って手順ができ、さらに手順を省略してもできるようになってきました。最終的に実験を冬の公園でベンチに座って行ったこともあります。

少しずつ手が温かくなるという体験やそれに基づき新しく調べたことを積み重ねるにつれどんどん手を温かくするコツというものがわかってきました。

学校での鍼灸の実習中に「手が冷たい!」と言われることはなくなり「手が温かい!」と言われるようにまでなりました。

今でも寒い所で手が冷えることはあります。それでも手を温めることができるようになり、冷え性と自分を言うことはなくなりました。

私が自分自身に実験をしていたときは、暗中模索の日々で、頼りになったのは知識だけでした。ところが、体の使い方を学ぶようになり、その中で出会った方法を使うと、私の冷え性対策をとても効果的に考えて行えることがわかりました。

このわたしのストーリーの中には考え方にとても重要なことが隠されていました。

それは「私は冷え性だ」という思い込みです。

この思い込みは、私の自律神経を乱れさせ、より一層手足を冷えへと導いていたのです。

つまり、有害な思考によって本来の体の働きまで邪魔していたのです。

あなたの問題は何ですか?

私のストーリーのように、あなたは何かの問題を抱えていますか?
例えば、「肩こり」や「対人関係のストレス」などです。

もしあれば、それをどのように対処していますか?

少し立ち止まって自分自身の問題などを見つめてみてください。
その問題には「思考=自分の考え」が必ず付いてきます。

そして、時にはその考えこそが問題をややこしく、複雑なものにするのです。

あなたが行いたいことは何ですか?

私のストーリーは、冷え性でしたが、実は重要な「やりたいこと」がその裏にはありました。
それは施術を行うときに、「手が冷たいのは良くない=少しでも良い施術がしたい!」ということです。

あなたは自分が行いたいことがありますか?
もしくは自分の問題の中には何かが含まれていたでしょうか?

どんな小さなことでもいいんです。それが好きなことでなくても構いません。

その自分が行いたい事こそが、このシンキングボディを学ぶときにとても役立ちます。

学ぶためのプロセス

シンキングボディは「学習方法」です。「治療法」ではありません。あなたの問題を解決するのではなく、自分自身で対処したり変わるための力を見つける手助けをします。

少しずつワークを通じて、あなたは力を身に着けていくのです。

それは簡単な作業かもしれませんし、もしかしたら大変な作業かもしれません。
でも、あなたに学ぶ意思があれば、繰り返すことで身についていきます。

少し学習が進んでから振り返ってみると大きな変化に気が付きます。

私がそうでした。

きっとそうやって歩んだ思考の旅はあなたにとって得難い経験になると思います。

こんな風に学んでいきます

初めは「ワークシート」を利用し、その日のテーマや実際のケースに合わせてワークをしていきます。ときにはゲームをしたり、他の参加者から学ぶこともあるでしょう。

練習をしたことは実際の生活ですぐに応用していきます。

イメージとしていくつかの例をあげましょう。

学びの例

ケース1:姿勢

すぐに腰が痛くなるAさん。皆から姿勢が悪いと言われ、正しい姿勢を心がけているが、なかなか姿勢が治らず、腰も痛くなることが多い。思考について学んでいくうちに、実は自分が行っていた正しい姿勢こそが思い込みで腰痛を悪化させる原因だったことに気づく。さらに、学習が進むにつれ、腰の痛み自体もいつでも痛いわけではなく、仕事で会話をしている最中に腰を痛めるような動きをしていたことに気づく。色々なことに気づくことができるようになり、以前よりも腰を痛める頻度が減少している。

ケース2:ストレス

いつもストレスを感じているBさん。最近では些細なことにもイライラしてしまうようになり、自己嫌悪から体調を崩しがちになっていたが、思考について学ぶことによって、自分のストレスが実は自分のやりたいことが行えないことから来ていることに気づき、自分がストレスと思っていたものは思い込みで、本当の原因は違っていたことを知ることができた。学習が進み、今では自分のやりたいことに向かって行動することができ、以前はストレスと感じていたものに悩まされなくなった。

ケース3:選ぶ

今まで人に流されてばかりいたCさん。本当の自分はこうではないと感じながらも、うまく行動ができず、人に合わせて行動することが多かったが、思考について学ぶことで、相手を傷つけずに自分の選択を選ぶことができるようになってきた。さらに学習が進むにつれ、実は自分が流されていたと感じていた出来事も自分自身で選んでいたことに気づくことができた。最近では活き活きと自分の人生を歩んでいる。

これは架空の話ですが、実際に私自身も似たような体験をしており、似たケースもたくさん存在しています。

このワークって自分にもできるの?

ここまで読み進めてくださったあなたは、実際にこのワークに興味を持っているのだと思います。

でも、「うまくいかなかったらどうしよう?」「怪しい・・・」と感じているかもしれません。

確かにこのワークを説明しようとすると、必ずこんな疑念がつきまといます。実際私の仲間でもそのようにおっしゃった方がいらっしゃいました。

少し立ち止まって自分の考えを観察してみてください。

その観察したあなたの考えこそがここで取り扱うものであり、「あなた」自身です。

そしてその「あなた」が先ほど考えた「問題」に対処する力や「やりたい事」にフォーカスするために学習する手助けをするのがここで扱うワークです。

このワークを学ぶとき、最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、誰にでもできるものです。

そしてこのワークは、あなたの「何かを変える」のではありません。もし、変わるとしても「あなたが変わる」のです。

シンキングボディのプログラム

当院ではこのワークを様々な機会を通じて学んでいけるように準備しています。

プログラムは基礎となるワークショップとクラス、基礎とは別に開催する応用ワークショップの3種類に分かれます。そしてそれぞれで発見したことをシェアしたり、そこからさらにワークを深めていく補足クラスがあります。

それぞれのワークショップは開催日時に合わせて好きなところから始めることができます。基礎ワークショップから受ける方もいれば、クラスや応用ワークショップからになる方もいらっしゃるかもしれません。

補足クラスはワークショップを受けられた方限定で参加することができます。

ワークショップの情報については当院のお知らせに掲載されますのでそちらをご覧ください。(お知らせはこちらからご覧になれます。)

それぞれのクラスについて

基礎ワークショップ

基礎ワークショップでは、参加された方、それぞれの背景をベースに、ワークシートを使って進めていきます。学んだことはすぐに実生活に応用することもできます。

クラスレッスン

クラスレッスンでは、基礎ワークショップを元により内容を進め、ワークを進めていきます。より実生活において活用できることが多くなります。

応用ワークショップ

応用ワークショップでは、基礎ワークショップ後、定期的にクラスには参加できない方に、皆様の個人個人の希望に合わせてワークを進めていきます。

補足クラス(復習会)

補足クラスでは、それぞれの復習を行ったり、内容のシェアなどを行いながらさらにワークを深めていきます。

グループワーク

ワークショップ、クラスは全てグループレッスンになります。個人レッスンを受けたい方は別途ご相談ください。

講師紹介

よもぎ鍼灸院 院長
シンキングボディ コーチ
清家雅裕

当院では健康について深く考え「日常生活」に着目して「リバランス」を提唱しています。自分の体や周囲の人、起こった出来事や自分の体験してきたことなど、人は様々な事柄と関係をもって生きています。良い栄養が体に良い影響を与えるように自分にとっての思考もまた体に影響を与えるのです。

様々な出来事を通じて「人間ってなんだろう?」という問いから、私は探求をし続けてきました。そして、その中で見出したのが「知れば知る程良くできている!」という驚きでした。そんな驚きを持つ人体を誰もが持っているのです。その楽しさや喜びをシェアしながら、一緒にワークしていければと思っています。
例えば、「ストレス」。いつも「ストレス」が周囲のせいであるならば、周囲を変えなければ、自分を楽にできないということになります。そこで思考停止してしまうのはあまりにも悲しいことです。私が探求し見出してきた人体はもっと奥深くその「ストレス」に対処する力も、「ストレス」を減らすこともできるからです。

ぜひ、一緒に本当の自分に出会い、そして探求するための力を身に付けていきませんか?

このワークのバリエーション

このワークは様々なバリエーションがあります。そのため、原理原則は同じでも、それぞれの場所によってワークが異なります。そのどれもが同じ原理原則から発展したものですが、解釈が異なるということです。当院で行う場合も他で受けるワークとは違ったものになります。

また、このワークは「アレクサンダーテクニーク」から誕生しましたが、「アレクサンダーテクニーク」ではありません。

自分への探求

あなたの問題は何ですか?

あなたが行いたいことは何ですか?

あなたの問題に対処する力を身につけ、行いたいことをするために、本当の自分に出会い、そして探求するための力を身に付けていきませんか?

このワークを使いこなせるには時間がかかります。
でも、身に着けたときにはあなたの生涯に渡って役立つことができます。

あなたとのワークができることを楽しみにしております。