びわの葉灸というものを聞いたことがあるでしょうか?
びわの葉には薬効があり、
昔、お寺の僧侶が寺の境内にびわの木を植えて檀家の人々や村人に、
びわの葉療法を行い、病人を救ってきたそうです。
「びわの木を庭に植えると病人が絶えない」
「縁起が悪いのでびわの木を庭に植えてはならない」
という迷信がありますが、
東洋医学を教えてくださった先生曰く、
この迷信は、
びわの葉による治療を受けに患者さんが集まったこと
からきたとのことでした。
(裏付けはとっていませんが・・・)
さて、このびわの葉にはアミグダリンという成分が含まれており、
これが薬効に関与しているとの話がありますが、
その一方でアミグダリンの毒性についての話もあります。
アミグダリン自体に毒性はないのですが、
ある酵素により分解されると
シアン化水素(アーモンド臭で有名な青酸のこと)を発生します。
アミグダリンは青梅の種などにも含まれていますが、
果肉より種に多く含まれており、
また大量摂取しなければ、中毒症状を起こすことはないそうです。
(種の中をたくさん食べる人はいないと思いますが・・・)
びわの葉の健康情報を探すと、いろいろな話が山のように出てきます。
正しく健康情報を知るということは、
いろいろな方面から知るということではないでしょうか?
私見ですが、びわの葉灸はお灸自体の薬効が効くように思えます。