17日(月)に当院をお休みにして、CSTとSERの復習会に行ってきました。
様々な背景を持った方々が、共通の技術を復習するこの復習会は興味深いこともたくさんありましたが、何より先を歩まれる諸先生方の考え方に触れることはとても刺激になり、励みになりました。
個性あふれる先生方の技術は、特有のものがありながらも、決して基礎をないがしろにしているわけではなく、むしろその基礎をしっかりと応用した技術を惜しみなく教えてくださり、あらためて、学ぶときに基礎の復習が何よりも大切なことを学びました。
特に印象深かったのが、様々な参加者の経験に対し、「こういった考え方もあるよ」「私はこう思う」と言う風に、否定から始まるのではなく、豊富な経験から別の見方を教えてくださることが多く、この技術に対しての懐の深さと力強い励ましを感じました。
テキストも新しくなったものを購入し、これから精読していきながら、少しでも先生方の教えを反映させて、皆様のお役に立てたら・・・とあらためて思います。
こういう会に出たとき、私がいつも大切にしているのが、先ほども書いた通り「先を歩まれる諸先生方の考え方に触れること」です。
技術を身に着けるためのテクニックなどはもちろんありますが、どんな質問や行動をしたときに先生方がどのように答えられたかを覚えておくことで、後で新たな発見があったり、どんな意図を持ってそのように答えられたか?を考えることが、自分の助けになることがこれまでも多かったからです。
先生方が本当に意図したものはわかりません。わからないからこそ、どのように答えられたかを考えることが「考え方に触れる」ことにつながるのだと思います。
そこにはいつも「正しい考え方」ではなく、「あなたはどのように考えますか?」という問いかけがあるように思えるのです。
充実した復習会に参加した経験に感謝しつつ、その経験が、みなさまのお役に立つように精進していきます。
良き日々を
清家雅裕