痔の体操
この体操は、作家・池波正太郎が痔を治すための体操として、師匠の長谷川伸に教わった体操だということです。池波正太郎は痔が悪く、出血のためトイレの中で貧血を起こしたこともあったそうですが、この体操で治したそうです。
池波正太郎はこの体操で痔を治したと語っていますが、痔は治るものというよりは上手くつき合っていくものです。おそらくこの体操で痔が落ち着いたのだと思います。体操だけで安心せずに生活習慣を見直すことも大事です。その上でこの体操を上手に使ってみてはいかがでしょうか。
また、痔の種類によっては専門の医師の診察・治療が大切になります。痛みにお悩みの際は、安易に自己判断せず、医師の指示を受けてください。
方法
- 仰向けになって、両肘をついて上半身を起こす。
- 両脚を宙に浮かせる(高く上げる)※この際に膝を曲げずにしっかりと伸ばしておく。
- 上げた両足を膝をまげずにぴんと開く。
- 開いた脚の片方の指先(親指)でもう片方の足の土ふまずをたたく。※膝は曲げずに左右交互に中央の位置で叩き合わせる。
- この動作を左右交互にくりかえししていく
回数
はじめは疲れてうまくできないので10回程度を目標に、慣れてきたらうまく早くできるようになるので、1日100回までを目標に1日も休まずに1年間続ける。
※そこまで続けなくても落ち着いた方が私の周りにいらっしゃいますが、紹介されている本での記述から1年間と記載しています。
参考文献
- 男の作法
- 池波正太郎 著
- 新潮文庫
- ISBN4-10-115622-0
- C0195 ¥400E